中嶋修 Osamu Nakajima

シリーズ「横浜にぎわい座 百景」第八弾

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スタイル その四拾参「漫談」

パークホテル東京ではアーティストルーム「日本人」を手がけている作者のライフワーク的作品群「横浜にぎわい座 百景」。

第8弾、最終の8作品を掲載致します。

銅版画(エッチング・アクアチント)
イメージサイズ 150×113mm

その四拾参「漫談」
「あした順子ひろし」の順子さん。出囃子に続いての高座。軽い口ぶりでお客さんをつかんでお休み中のひろしさんから、あちこちの話題を聞かせていく。ベテランの話芸。
後半に前座さんに高座に出てもらって、歌いながらお馴染みの順子ひろしのダンス。前座さんのぎこちなさが調度いい感じなのです。

その四拾四「二階受付」
月の初めに翌月の入場券が発売となるので、毎月 1 日は前売り券の販売と予約電話の応対で忙しいこの場所です。
壁には 2 か月分のカレンダーが横に並び、オリジナルグッズやその時々のチラシ、ポスターが情報となる。予約を終えて、しばらく世間話をしている人の姿に耳を向けていると、世代によって違った流行の話などが聞こえてくるのも面白い。

その四拾五「入場待ち」
公開録画『笑点 Jr』入場待ちの人々13 時 40 分、階段でお弁当を食べる人などいろいろ、いつもより、集まりが遅いわねえと言いながら上から下の階段を眺める人。14 時、列をつめてくださいとにぎわい座スタッフが皆さんを誘導。まだまだ時間があるがこの時間になると次々と人が増えてくる。

その四拾六「音楽ユニット」
ちくわぶ の高座。本来は子供たちの前でコミカルに音楽に触れあえるように、とにかく楽しめる歌と音を作る二人組。「ダイナ」を替え歌にして「ダンナ」。歌詞が楽しい「障子にメアリーさん」。「キノコの行進」。いろいろな楽器といろいろな音。ステージ
という言葉が似合うパッケージが高座という空間にも似合ってしまう、横浜にぎわい座の空間。

その四拾七「だるま森」
地下劇場のげシャーレの小ささとほの暗さが客席との程よい距離を作る。
だるま森、ヘンテコお伽小屋とある。新聞紙の上着を脱いで自作の楽器で舞台が始まる。隣で演奏する「えりこさん」がいて、甲高い女性の声とだるま森さんの男性の声。歌のお兄さんとお姉さんのようで好き勝手に自分の世界にいる子供たちに上手く受け答えしながら技を見せている。

その四拾八「講談」
講談は三遊亭円朝時代の落語のように続けて日を変えて語り続ける形がかろうじて残っている。のげシャーレでの連続講談を続ける神田京子、’09「清水次郎長伝」、’10「安政三組盃」、’11「明治白浪女天一坊」と続いている。今日は芸能ホールでゲストで英語講談「浦島太郎」

その四拾九「一階エレベーター」
昼の部落語会のはじまり、開演 30 分前に開場となる頃から、お客さんが多く集まってくる。初めて訪れる人も少なくないので、呼び込み、誘導のスタッフがまず大切な仕事。エレベーターで行く 3 階が芸能ホールの1階だなんて、初めてじゃわからないよね。カセットからのお囃子の音を聞きながら、お客様を誘導なのです。

その五拾「古典落語」
にぎわい座で光ってくる噺家のうちの一人、桃月庵白酒、お酒を飲めない噺家と数少ないけれどめちゃくちゃお酒を飲む噺家ついてのまくら。下戸の噺家の方がのん兵衛の観察は鋭いとの事。そこら辺の噺から「親子酒」「こんなぐるぐる回るうちなんかいらない」何度も聞いた話ながら、チグハグな親子の会話が楽しい。

 

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