中嶋修 Osamu Nakajima

シリーズ「横浜にぎわい座 百景」第六弾

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スタイル その参拾壱「太神楽」

パークホテル東京ではアーティストルーム「日本人」を手がけている作者のライフワーク的作品群「横浜にぎわい座 百景」。

第6弾の6作品を掲載致します。

銅版画(エッチング・アクアチント)
イメージサイズ 150×113mm

その参拾壱「太神楽」
視線の固定される落語の演目に挟まれて躍動的な番組が活きる。新年、襲名披露、昇進の挨拶。
それぞれの場で縁起の良さも感じる『太神楽』。
鏡味仙三郎社中の面々。和傘や鞠や土瓶が溌溂と動いていく。修練の賜物が目の前に披露される。

その参拾弐「開演前」
「まもなくはじまります」の放送の後、いつものように番頭さん、開演1分前の登場。「携帯電話をお切りください。‥‥受話器を下ろしている絵を 5秒くらい押し続けてくださいますと、たいていの機種は電話が切れるようになっておりまして‥‥」、諸注意があり、諸注意に拍手があって、お囃子があって「開口一番」。

その参拾参「終演後」
一日から十日までの横浜にぎわい座の企画には独演会も多く組まれている。終演後はさらりと終わったり、演者のキャラクターグッズを販売したり、挨拶をしたり、それぞれの演者で個性的に時間を作ることもある。独演会終了後に、購入してもらった出演者ゆかりの本やCDや手ぬぐいなどにサインをしたり、写真を撮ったり、微笑ましきふれあいの時間。

その参拾四「カルテット」
ひところ、テレビにトリオ漫才、カルテット漫才あふれていたことがある。歌謡曲の世界
にいったグループやメンバーの変遷で見ることが出来なくなってしまう演者たちの多い中
で玉川カルテットは楽しませてくれる安心が懐かしさとともにある。番組表のなかに名前
があるだけで嬉しいのに、弦楽器の混成が心地いいのです。

その参拾五「漫才」
横浜にぎわい座の『有名会』では落語の間に必ず色々な色物を挟んできてくれ
るので、寄席でよく見かける旬の漫才に出会えるのです。Wモアモアのボケと突
っ込みのリズムの時間。『何で、梅干なの』『こんなカカアもらって、すっぱいだ
った。』クスッとくる感じがいい。

その参拾六「スタンダップコメディ」
大きな演芸ホールに対して、小ぶりの地下一階のシャーレは文字通りアングラな雰囲気を持った演目が活きる。ゆったりした椅子でなく移動ひな壇に並べられたパイプ椅子と打ちっぱなしの壁。大道芸と演芸場をつなぐ「ダメじゃん小出」のパントマイム。時事ネタ満載の言葉の風刺が光る

シートのみの価格となっております。

額装をご希望の方は別ページにてご購入下さい。

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